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お仏壇はご本尊やお位牌などをお祀りする礼拝の場として「永く使用されるもの」です。また、心のよりどころとして「大切な人とつながる想いの場」でもあります。
だからこそ、お仏壇をお選びになる際は「じっくり、ゆっくり」とご考慮いただき、確かな品を、実際に見て触れてお選びいただくことをおすすめ致します。
木村ぶつだんは以下のことを大切に考えながら、
お客様とご一緒に「拝む空間づくり」をさせていただきます。
最初にしていただくことは「お仏壇のことを知っていただくこと」です。
お仏壇は専門性の高い品物であることから、他の品物と比べて選択するのが難しい、いわゆる「何を選んだらよいのか分かりにくい」品物だとお感じになられる方も多いのではないでしょうか。
少しでもお仏壇のことを知っていただき、選ぶポイントを把握していただければと思います。
次に何よりも大切なこと。「お客様がどのような想いで、拝みたいのか」をお教えいただくことです。お客様がどのような「拝む空間」をお求めになっているのかを弊社スタッフにお教えいただきたいのです。
その後に「どんな場所にどんなお仏壇を安置なさりたいのか」をお聴かせいただきます。お客様のお考えや、お住まい、ライフスタイルに添ったお仏壇でなければ「心安らかに拝むこと」は難しいと考えるためです。
以上をお教えいただいた上で「拝む空間として想いがしっかりと反映できているのか」、「納得できるお値段になっているのか」を総合的にご判断いただきます。
大正八年の創業以来より「お客様の想いをお聴きし、想いに添ってきた」木村ぶつだんだからこそのご提案で、お客様の「拝む空間」をご提供させていただきます。
お仏壇は大きく分けて三種類ございます。
塗りに金箔や金粉を施したお仏壇です。塗り仏壇ともいわれ、吟味された木材に塗りを施し、その上に金具や金箔、蒔絵などを加飾したお仏壇です。
木地、宮殿、彫物、金具、蒔絵、箔押、塗り、仕組の七工程ほどの作業を経て完成するお仏壇で、山形県も金仏壇の産地として全国指折りの高い技術を誇ります。
この辺りの地域ではお仏壇らしいお仏壇というイメージの強い、伝統の技が生み出す逸品と言えるでしょう。
紫檀や黒檀、鉄刀木(たがやさん)などの沈木(水に沈む木)を材料にして製作されるお仏壇です。当初は唐の国より伝わったという意味でしたが、今では産地は関係なく銘木で製作された品を指します。
お仏壇の素材として芯材の上から銘木を練り(貼り)付けて作るのですが、唐木材が堅固であることから加工には熟練の技が必要となります。重量があり耐久性が高いのが特徴で、防虫性、乾燥性にも優れています。
洋間に安置しても違和感のない「家具調」や「モダン」などと呼ばれるお仏壇です。お仏間のない場合、例えばアパートやマンションの一角にもコンパクトな造りの多い家具調仏壇は最適です。
フローリングなど安置場所を選ばないシンプルなデザインですが、それゆえにごまかしの利かない職人の確かな技が求められるお仏壇です。
大きさに関しましては、「胴長型」と呼ばれる床上から安置する仏間用のお仏壇から、地袋(床上に引戸式の棚がある)造りのお仏間などに安置するタイプの「別台型」、コンパクトな造りが特徴で棚や台の上などに安置する小型仏壇「上置型」などに大別できます。本当に様々なお仏壇がございますが、どのタイプのお仏壇も決まった寸法はございません。
木村ぶつだんでは、安置した際の扉の開き具合などの見栄え、拝む方の使いやすさなど、お客様のお住まいに最適なお仏壇をご提案させていただきます。
金仏壇は主に浄土真宗が独自の形式を重んじておりますが、天台宗、真言宗、浄土宗、臨済宗、曹洞宗、日蓮宗などでも地方によって用いられております。
産地としては、愛知県(名称は名古屋壇)をはじめ京都、秋田、石川、大阪、福井、広島、鹿児島などがあり、山形壇も金仏壇の技術においては全国屈指の産地でもあります。
山形壇のような純国産仏壇であればその品質や素材について概ね把握が可能となりますが、最近では海外でも金仏壇が造られていることから、ご購入される際は、素材や産地などをご確認されることをおすすめ致します。
お手入れの仕方については、金仏壇は塗り、金箔または金粉が施されているため、美しいのですがとても繊細です。
拭いたりはもちろんのこと、素手で触れたりなさると、金が剥がれてしまったり変色する場合がございます。
ですからお手入れは毛ばたきなどで埃を払う程度をおすすめ致します。
もしも汚れや変色など、気になる箇所がある場合は拭いたりなさらず、木村ぶつだんにご相談ください。電話一本でお伺いさせていただき、相談は無料です。
唐木仏壇は禅宗系をはじめとした多く(浄土真宗大谷派、浄土真宗本願寺派では独自の形式を重んじます)の宗派で用いられるお仏壇です。
産地としては、徳島県をはじめ静岡、大阪、北関東、福島などがあり、もっとも広く使用されているお仏壇と言えるでしょう。
黒檀材や紫檀材など輸入材で製作されていたことから名目上、唐木仏壇とは呼ばれますが、現在では国内の産出材料で製作されるお仏壇も含まれます。
一般的な唐木仏壇は芯材に唐木主材を練り(貼り)付けて造られております。
この練り工法には「前練り」「二方練り」「三方練り」「四方練り」などがあり、練り面の数が増えるほど高級なお仏壇となります。
また唐木主材の厚さや加工法によってもお値段が変わるとお考えください。
「同じようなサイズや造りなのに、どうして価格に大きな違いがあるのだろう」などの疑問を持たれたことはありませんでしょうか。
ご留意いただきたい点として「お仏壇を一見して判断するのは難しい」ことがあげられます。唐木仏壇は「練り工法」以外にも様々な工法があり、唐木主材を紙のように薄くスライスした板を張った「突板張り工法」や唐木調と言われ実際には唐木を使用せずに、芯材に唐木木目を印刷、またはシートを張った「転写工法」や「プリント工法」などで製作されたお仏壇もございます。
また芯材に関しましても、天然木材使用から、集成材、紙を圧縮して固めた圧縮ボードなどがあります。
お手入れは比較的簡単で、金仏壇とは違い拭き掃除が行えます。しかしながら木製品であることに変わりはありませんので、きつく絞った柔らかい布で拭き、その後に乾拭きにて拭き上げを行ってください。
家具調に関しましても唐木仏壇と同様のお手入れ方法となります。
弊社では、「お仏壇は御寺院様に通じるもの」として大切にしております。
それは「清浄な壇にご本尊やお位牌などをお祀りし、香(香炉)、華(花立)、灯(燭台)を具足として供えた場」と考えているからです。
お住まいの中において、拝む対象がご本尊やお位牌であれば、ご供養のための品が「お仏具」ではないでしょうか。
弊社では「お仏具」に関しましても、お仏壇の内で使用される仏具を「内陣仏具」、お仏壇の外で使用される仏具を「外陣仏具」として大切にお取り扱いさせていただいております。
地域によっても考え方が違いますが、山形県村山地方には「曹洞宗」をはじめ、「真言宗」、「浄土宗」、「浄土真宗」などの御寺院様が多くございます。
それぞれの宗派にはそれぞれのお祀りの仕方がございます。
木村ぶつだんでは、お仏壇とお仏具の兼ね合い(寸法や造り)に加え、お供えされる方のことなども考えて、専門スタッフが各宗派に沿ったお仏具をおすすめさせていただきます。
各宗派の内陣仏具のお供え例はこちらとなります。